ジョリパットのメンテナンス方法は?注意点まで徹底解説
ジョリパットの外壁にヒビや汚れがあるけど、メンテナンスはどうやってするの?
家を建てて10年だけど、ジョリパットの外壁メンテナンスはそろそろ必要?いつのタイミングですればいい?
結論から言うと、ジョリパットのメンテナンスは新築から7年をめやすに外壁塗装のメンテナンスが必要です。
ジョリパットは多種多様なパターンを表現できて機能的にも優れているおすすめの材料ですが、お手入れをしないと雨漏りなどの建物の劣化原因になるため定期的にメンテナンスを行いましょう。
この記事ではジョリパットのメンテナンスや注意点について徹底解説。
ジョリパットのメンテナンスにお悩みの人、外壁塗装を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
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ジョリパットとは
ジョリパットはアイカ工業が1975年に発売した塗材で、豊富なパターンを表現できる意匠性が特徴。
以下のようなメリットがあり、外壁塗装として親しまれています。
特徴 | 詳細 |
種類が豊富 |
内装、外装などあらゆる場面に適した素材がある ・ジョリパットα:1番使用されている ・ジョリパットインフィニティ∞:色褪せしにくい ・ジョリパット消臭・抗菌:内装に使用 |
カラーの種類が豊富 | 180種類以上のラインナップ |
仕上げ方法によってデザインが変わる | コテ仕上げ、柄をつけるなど仕上げ方法で様々なデザインが可能 |
耐久性が高い |
・色あせがしにくい「耐候性」 ・下地のひび割れに追従する「可とう性」 ・汚れが付きにくい「低汚染性」 ・不燃材料認定を取得している「不燃性」 上記のようなバリエーションあり。 |
健康に配慮されている | ホルムアルデヒドの放散量が少ない |
耐候性・柔軟性にも優れており汚れやカビが付きにくいので、住宅だけではなく公共施設にも用いられます。
ジョリパットの外壁はいつメンテナンスする?
ジョリパットのような風合いの外装材は高級感があり魅力的ですが、その他の外装材と同様に経年劣化による不具合は起こります。
ジョリパットのメンテナンスは新築から7年前後がめやすと言われています。
ジョリパットは経年劣化と共に汚れやカビが定着しやすくなっていく素材。
また、紫外線によって細かいヒビ割れが起こりやすいのも欠点で、この状態で放置すると雨漏りの原因になって塗装だけでは補修しきれなくなります。
そこで、新築から5〜7年程度を目安に一度メンテナンスをしましょう。
汚れやヒビが発生する前にお手入れすれば、材料の持つ機能を保てます。
ジョリパット自体は40〜50年は持つので、一度メンテナンスをしてしまえば、基本的にはその後15年程度で表面を塗り替えるだけでOK
ただし、立地条件などによって劣化度合いは異なりますので、定期的に状況を確認することが大切です。
ジョリパットのメンテナンス方法
ジョリパットのメンテナンス方法は以下です。
日ごろから汚れがある場合は落としておく
定期的にジョリパットの汚れやヒビをチェックしておきましょう。ジョリパットは耐久性が高いですが、汚れやカビなどが付着し続けると劣化の原因になるため、お手入れを行うことで素材の寿命を延ばすことができます。
水洗いで柔らかいブラシを使用し、力を入れずこするようにすることがコツです。汚れが落ちない場合は中性洗剤を薄めたものを使い、汚れを落としましょう。
汚れの落ちが悪い場合
汚れの落ちが悪くなったり、築年数が経過した場合には外壁塗装が必要なサインになります。
以下のサインには特にメンテナンスが必要なので確認しておきましょう。
ジョリパットのメンテナンスが必要な経年劣化サイン
残念ながら諸条件によってメンテナンス時期を待たずに劣化してしまう場合も。以下の3つは主なお手入れサインになります。
防水性の低下
まず、雨が降った際に外壁を見てみましょう。
雨水が流れ落ちず染み込んでいる場合は、塗材の防水性が落ちている証拠です。
水分を吸収し常に湿気がある状態になると、下地にまで悪影響を及ぼすためメンテナンスが必要になります。
細かいヒビ割れ
ジョリパットは建物の伸縮や細かい揺れに追従できる機能がありますが、その機能が落ちると弾性がなくなり、窓やドアの周りなどから細かいヒビが入ってきます。
そのままにしておくと雨漏りの原因になるため、早めにメンテナンスしましょう。
汚れやカビ・藻の発生
雨樋の水が溢れやすい場所や、地面に近い場所、日陰に汚れやカビ・藻が発生してくるのも、お手入れ時期のサインです。
カビや藻は放置するとどんどん深く広く根付いてしまい湿気を保つので、注意が必要です。
ジョリパットのメンテナンスに必要な塗料選びのポイント
ジョリパットは外壁塗装を行うことによりきれいによみがえります。そこで、塗料選びのポイントや注意点を紹介します。
伸縮塗料や弾性塗料以外を選ぶ
伸縮塗料や弾性塗料をジョリパットに塗ることは厳禁です。
これらは一般的なモルタルの外壁においては防水性を高めるのに効果的ですが、ジョリパットには適しません。
伸縮性があるためジョリパットそのものにヒビが入っても露呈しにくく、手遅れになってしまう可能性があるためです。
また、ジョリパットは通気性や透湿性がある素材で、本来ならば湿気を早く逃してくれますが、それを塗料で覆ってしまうと、湿気が逃げずに建物へ悪影響を及ぼします。
ジョリパットに適した塗料を選びましょう。
ツヤあり・ツヤなしは好みで
まず、塗料選びの一番のポイントはツヤの有無です。
ツヤありは水はけもよく耐久性・防水性が高いため、塗膜を長持ちさせたい方におすすめです。
しかし、ジョリパットなどが保つ風合いを消してしまうという欠点もあります。
テクスチャーやパターンを残したい方は、ツヤなしの塗料を選びましょう。
専用改修用塗料もおすすめ
各社メーカーでは、専用の改修用塗料を販売しています。
それぞれの持つ独特な風合いを生かしたまま、耐候性や汚れ防止の機能を追加できるのです。
メーカーによっては、遮熱機能や耐紫外線機能を追加した専用塗料を販売しているため、元の状態よりも外壁の性能を上げることもできます。
ジョリパット以外の同じ機能を持つメンテナンスにおすすめな材料
今回紹介したジョリパットですが、実は同じような特徴の材料は他にもあります。
メンテナンス方法などもジョリパットと似ているので、外壁選びの参考にしてみてください。
エスケー化研・ベルアート
こちらも吹き付け・ローラー・コテなどで様々なパターンを表現できる仕上げ塗材です。
建物の伸縮に追従する弾力性があるため、細かいヒビは入りにくく、防カビ・防藻性が高いので、ジョリパットと同等の材料と言えます。
ただし、ジョリパットは内壁にも使えるのに対して、ベルアートは外装のみで使います。
菊水化学工業・グラナダシリーズ
こちらもジョリパットやベルアートと同様に多種多様なパターンを表現できる内外装用塗材です。
耐候性・防水性はもちろん、防カビ・防藻性も標準仕様になっており、さらに弾性に特化した「グラナダ弾性」や、超耐候性型の「グラナダF」もあります。
ただし、カラー種類は他に比べて少なめです。
ジョリパットのメンテナンスを依頼する時の注意点
ジョリパットの外壁塗装は、特に業者選びが重要です。先ほど塗料選びでお話した通り、伸縮塗料や弾性塗料などを勧めてくる施工業者はあまり信用できません。
また、「洗浄は高圧で!」というのも間違いです。ジョリパットは通常の塗料仕上げよりも水が染み込みやすく、劣化していると崩れてしまう可能性もあるため、中圧以下で洗浄するのが通常です。
このように、ジョリパットをメンテナンスするには、知識や経験が必要です。
調査や打ち合わせから信頼のできる施工業者を選びましょう。
ジョリパットのメンテナンスはまずは屋根のイマガワへ!
ジョリパットの外壁について、メンテナンス方法や時期、注意点などについてお話してきました。
ジョリパットは意匠性が高く高級感があるため、素敵なお家によく使われます。
ただ、メンテナンス方法など他の外壁材とは多少異なるため、施工業者選びは大切です。
外壁をきれいに長持ちさせるためには、経験のある業者を選びましょう。
当社では、ジョリパットの改修を手がけております業者を紹介することができます。
丁寧に診断した上で、ご予算に合った適切な施工方法をご提案できる業者を紹介いたしますので、お気軽にお問い合わせください。