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瓦屋根のメンテナンス ~漆喰や割れの補修について~

近年、戸建て住宅に用いられるのは、スレート瓦と呼ばれる平らな屋根材や金属系屋根材が主流ですが、意匠的にこだわりのある日本瓦や洋瓦のお宅も多くあります。

そこで、それら瓦屋根の補修方法について詳しく解説します。

瓦の種類によってもメンテナンス方法が多少異なりますので、瓦屋根のお宅にお住まいの方はぜひ参考にしてください。

 

まずは瓦屋根の種類を

紹介!

瓦屋根と一口に言っても、その種類は様々です。そこで、一般的に用いられる瓦について紹介します。

粘土瓦

古来よりある日本瓦や洋瓦は粘土瓦の一種で、粘土を型に入れて焼成し作ります。

焼く前に表面に釉薬を塗ったものを釉薬瓦(陶器瓦)、素焼きにしたものを無釉薬瓦と呼び、中には燻して表面に炭素膜をつけるいぶし瓦というものもあります。

それら全てに共通するのが、高耐久で塗装などのメンテナンスが必要ないという点です。

 

セメント瓦(コンクリート瓦)

セメント瓦(コンクリート瓦)は、セメントを型に入れて乾燥させ、さらに表面に塗装を施します。

ちなみに、セメントに砂利を混ぜて形成した瓦をモニエル瓦と呼びます。

遠目で見ると粘土瓦と大きな違いがありませんが、さらに耐火性に優れてカラーや形状のレパートリーが多いことが特徴です。

ただし、紫外線によって表面の塗膜は劣化するため、定期的に塗り替えをしなくてはいけません。

 

 

瓦屋根に起こる不具合は?

スレート瓦と比べると耐久性・耐火性が高い瓦屋根ですが、もちろん経年劣化による不具合があります。

そこで、代表的な例をいくつか紹介します。

瓦の割れ・欠損や脱落

瓦はなかなか目視でチェックできませんが、雨漏りを引き起こす原因として、瓦の部分的な割れや欠け、脱落があります。

地震や雹など、揺れや外的衝撃によって起こりますので、災害のあとには念のため業者に診断してもらいましょう。

漆喰の劣化

瓦屋根は接着剤として、また隙間を埋めるために漆喰を使います。

瓦自体は耐用年数が非常に長いものの、この漆喰は10〜15年程度でひび割れたり剥離したりします。

そのままにしてしまうと、隙間から雨水が入って雨漏りになり、最終的には瓦が外れて落ちてしまいます。

コケ・藻の発生

年数が経つと、塗膜が劣化したセメント瓦の表面にコケや藻が発生します。

これ自体は建物に大きな影響を与えませんが、表面の防水性が劣化しているサインです。

特に、表面がザラザラしたモニエル瓦は全体的にコケや藻が発生しやすいので注意しましょう。

色褪せや表面の風化

セメント瓦には先ほどもお話しした通り表面に塗装が施されています。

そのため、10年程度経つと塗膜が劣化して色褪せてきて、最終的には塗膜が剥がれてセメント自体が劣化し始めます。

そうなると防水性がなくなり脆くなるので、定期的なメンテナンスが必要です。

 

 

瓦屋根に必要な

メンテナンスを紹介

瓦屋根は長い歴史を持つ寺社仏閣でも見られるように、比較的メンテナンスは少ないですが、それでもやはり定期的にお手入れしなくてはいけません。

そこで、瓦屋根の主な補修工事を紹介します。

部分的な瓦の取り替え

一部の瓦が落ちたり欠けたりしていたら、部分的な取り替えが可能です。

瓦の種類によって費用は大きく変わるため、可能であれば新築時に余った瓦を保管しておくと、工賃だけで取り替えてもらえます。

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漆喰の補修

どの瓦材にも共通する補修が、漆喰の取り替えです。

主に屋根の一番高い棟周りの漆喰を詰め直します。

漆喰の補修をせずに放置すると、棟瓦が落ちて、瓦も取り替えなくてはならなくなるため、最低でも10年に一度は診断を受けて劣化具合を確認し、漆喰をやりかえましょう。

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棟瓦の積み直し

漆喰の補修をせずに放置してしまうと、棟瓦がずれて最終的には脱落します。

そうなると雨漏りにつながるため、早急に積み直さなくてはいけません。

一度全ての棟瓦を撤去して、土台や高さ調節のための粘土を取り替えるので、まとまった工事となってしまいます。

 

葺き替え・屋根下地のやりかえ

漆喰の補修や瓦のズレ・部分的取り替えをそのままにすると、雨漏りを引き起こします。

すぐに気がつけば部分的な補修工事で済みますが、気付かずさらに放置すれば、屋根の木下地の広範囲が腐食してしまいます。

そうなると、屋根瓦を全て撤去して木下地・防水紙を取り替えなくてはいけません。

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塗装

セメント瓦の場合には、表面の塗装メンテナンスが不可欠になります。

なぜならセメント自体には吸水性があるため、雨を吸い取って留めてしまうからです。

少なくとも10年に一度程度は屋根の状態を確認し、塗り替えを検討しましょう。

ただし、塗膜だけではなくセメントの劣化も進んでいると十分な耐久性がなくなっている可能性が高いため、その場合は塗装ではなく取り替えなくてはいけません。

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まずは当社へ

ご相談ください!

瓦屋根の不具合やメンテナンス方法についてお話してきました。

瓦の種類や劣化具合によって、適切な補修方法は異なります。

屋根は家を守るために最も重要な部位なので、雨漏りの有無に限らず定期的にチェックしましょう。

ただし、高所に登るのは慣れていないと大変危険です。

屋根の状態を確認したい方は、まずは当社へご相談ください。

丁寧に診断した上で、ご予算に合った適切な施工方法をご提案いたします。

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