岡山県浅口市・O様邸｜外壁塗装｜付帯部に錆び止め塗布
岡山県浅口市のO様邸にて、外壁塗装のご報告の続きです！
前回の現場レポート→「岡山県浅口市・O様邸｜外壁塗装｜シーラー(下塗り材)塗布」は、こちらのページです。
この日は付帯部に錆び止めを塗布しました！
【錆びを放置するとどうなる？】
お住まいにできた錆びを「味がある」と思われる方も、もしかするといらっしゃるかもしれません。
自然とできた錆びは、アンティークな感じがするかもしれません。
しかし、錆びはお住まいにとって大敵なのです。
塗膜が劣化し、剥がれて錆びが発生すると、最初は小さな傷から始まったものが見た目からはわからない内側にどんどん広がっていきます。
気が付けば錆びた部分が大きくなり、塗装工事では補修できないほどに広範囲に及ぶことも。
錆びは部材を腐食させ、削れたり穴が開いたりします。
塗装では安価な補修で済んだはずが、交換工事など高額な費用が発生する可能性があります。
錆びは1度発生すれば朽ちていくだけです。
そうならないよう、定期的にメンテナンスをして錆びを防止しておきましょう。
【錆び止め塗布の様子】
では、どのように鉄部の錆びを防止するかというと、錆び止めの塗布をします。
こちらは出窓の上部分に錆び止めを塗布している写真です。
先にケレン作業といって、サンドペーパーで汚れや旧塗膜を落とし、下地に塗料が食いつきやすいよう凸凹の傷を付けています。(目荒らしという作業です。)
錆び止めを塗布しておくと、その名の通り錆びの発生を防止できます。
錆び止めは「今発生している錆びを食い止める塗料」と思われがちですが、正しくは「新しい錆びを発生させないようにする塗料」です。
その為、錆びが発生した際にはケレン作業で錆びを削り落としてから錆び止めを塗布します。
つまり、錆びが発生した部材はケレン作業でどんどん小さくなっていくということです。
錆び止めは1度塗れば永久に効果があるわけではなく、年月が経つにつれて徐々に劣化していきます。
その為、定期的に塗り替えて錆びを防止するバリアーを張り替える必要があります。
こちらが錆び止めを塗り終えた際の写真です。
これでしばらく錆びる心配はありません。
錆び止めはホワイトのものを使いましたが、ひと昔前は赤錆び色が一般的でした。
その理由はかつて主流だった鉛系の錆び止め塗料の原料である鉛丹、亜酸化鉛、塩基性クロム酸鉛が赤い色をしていたからです。
現在は公害問題などから、鉛を使用しない成分の錆び止め塗料が増えてきたので、錆び止め塗料も様々な色のものが出ています。
錆び止めは出窓の屋根の他、水切り、ケラバにも塗布しました。
錆び止めは紫外線や雨水から部材を保護する効果はないので、この後に仕上げ塗料を塗装します。
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