岡山県笠岡市・Y様邸 外壁塗装 微弾性フィラー、薄塗り工法
岡山県笠岡市のY様邸にて、外壁塗装のご報告の続きです！
前回の現場レポート→「岡山県笠岡市・Y様邸 外壁塗装 ひび割れ補修、吹き戻し」は、こちらのページです。
この日は、外壁の下塗りを行いました！
【外壁塗装の下塗りとは】
外壁塗装は下塗り→中塗り→上塗りと3回塗るのが基本で、下塗りはその最初の工程です。
下塗りには、その後に塗る中塗り・上塗りの接着力を高める役割があります。
もしも下塗りをしなかった場合、塗膜はすぐに剥がれてしまいます。
せっかく外壁塗装をしても、すぐに剥がれては意味がないですよね。
他にも、下地に塗料が吸い込まれるのを防いだり、遮熱性や防カビ・防藻性を付与するなど、製品によって様々な効果があります。
【モルタル外壁の下塗り、2つの工法】
そんな外壁塗装にとって非常に大切な下塗りですが、Y様邸のようなモルタル外壁では、微弾性フィラーを使用しました。
下塗り材の微弾性フィラーというものは伸縮性があるので、軽度なひび割れに対し、追従性があります。
モルタル外壁には微弾性フィラーが多く用いられることが多く、その場合は2種類の工法に分けられます。
その2種類の工法とは、薄塗り工法と厚塗り工法で、塗膜の厚みに違いがあります。
下地の状態により、工法を選択します。
薄塗り工法
Y様邸の外壁は薄塗り工法で施工をしました。
薄塗り工法は写真のように、ウールローラー(中毛ローラー)という、毛足の長いローラーに塗料を含ませて塗る方法です。
1㎡あたり0.3～0.6kgの下塗り材を塗りつけていきます。
既存の外壁の模様を変えることなく仕上げられる工法で、特に外壁にひび割れや補修の必要が少ない場合に適しています。
一般的な外壁塗装で用いられる工法で、サイディング外壁でも薄塗り工法を行います。
厚塗り工法
厚塗り工法ではマスチックローラー(多孔質ローラー、砂骨ローラー)という、穴の空いた特殊なローラーを使用します。
模様を付けながら厚みを持たせて塗る工法で、1㎡あたり0.8～1.5kgの下塗り材を塗りつけていきます。
波型の模様が付くので、ひび割れが多い建物で補修跡を目立たせないようにするには最適な工法です。
塗料を通常よりも多く使用するため、薄塗り工法よりもコストは高くなります。
しかし、防水性は高くなります。
厚塗り工法は基本的にモルタル外壁やコンクリート外壁、ALCに用いる工法です。
サイディング外壁や金属外壁では厚塗り工法はしません。
厚みが付く分、ひび割れに対しても強くなるため、深いひび割れが多い場合はこの工法を選択しています。
下塗りは塗装を長持ちさせるために、とても重要な役割を担っているので、建物に合った施工方法の選択が大切です。
屋根工事のイマガワでは、累計施工実績10,000棟以上。
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