外壁は細かなひび割れや汚れの付着などの劣化症状が見られました 岡山県浅口市・F様邸現場調査②
皆さんこんにちは!
地震のニュースでご不安なお気持ちをされている方が多いと思います。
一日も早く、心穏やかに過ごせる日々が戻りますように。
岡山県浅口市のF様邸より、引き続き現場調査の様子をレポートします。
前回の現場レポート→『「外壁のひび割れが心配」とご相談くださいました 岡山県浅口市・F様邸現場調査①』は、こちらのページです。
汚れが付着しているのは塗装の劣化を表すサイン!
今日は外壁の劣化症状を中心に紹介します。
写真の右側が特に分かりやすいと思うのですが、汚れが広がっていました。
「年月が経てば汚れるのは当たり前」と思われるかもしれませんが、これは塗装の劣化を表すサインです。
なぜかと言うと、塗装には一般的に『低汚染性』という機能が備わっています。
この効果は徐々に効果が低下し、やがて効果が無くなって汚れが付きやすくなります。
塗料の機能は低汚染性の他、耐候性(雨水や紫外線から守る機能)、防カビ・防藻性など製品によって異なります。
これらの機能はどれも一緒に効果が下がっていきます。
そのため、汚れが付いている(低汚染性が低下している)ということは、外壁を保護するさまざまな機能が低下していることを表しています。
外壁塗装は見た目を綺麗にしたり、色変えをする工事だと思われることが多いのですが、最大の目的は外壁の保護です。
新しい塗料を塗ることで、外壁を守る機能を回復させます。
工事メニュー「外壁・屋根塗装」については、こちらのページです。
危険なひび割れと、そうでないひび割れの違い
もともとのお問合せは「ひび割れが気になる」とのお問合せでした。
ALCパネルの継ぎ目に沿って、大きくひび割れが起こっています。
見た目があまりよろしくないですし、何より雨漏りしないか不安になりますよね。
この状態からすぐにひび割れが起こる、というわけではありませんが、あまり放置し続ければ雨水が浸透していきますし、ひび割れが広がるのでできるだけ早めにシーリング工事で埋める必要があります。
更に近づいてよーく外壁を見て見ると、細かなひび割れが無数に起こっていました。
実はこれは、そんなに心配しなくても大丈夫な「ヘアークラック」という症状です。
髪の毛ほどの細さのひび割れから、このような名前が付いています。
これは塗膜自体にひび割れが起こっていますが、下地までは到達していないので、しばらく様子見で問題ありません。
しかし、塗装自体が劣化していることに変わりは無いので、近い内に外壁塗装は必要です。
ヘアークラックは補修の必要がなく、塗装をすれば埋まります。
外壁の劣化症状から提案したのは高圧洗浄機で汚れを落とし、コーキング工事、ひび割れ追従機能のある塗料での塗装です。
次回の現場レポートでは付帯部の劣化症状を紹介します。
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