岡山県笠岡市 M様邸 屋根塗装・外壁塗装 屋根下塗り 棟板金錆び止め
岡山県笠岡市のM様邸にて、屋根塗装・外壁塗装を行いました!
前回の現場レポート→「岡山県笠岡市 M様邸 屋根塗装・外壁塗装 コーキング打ち替え工事」は、こちらのページです。
今回は、屋根の下塗りの様子についてお伝えします。
【化粧スレート屋根とは?】
屋根は化粧スレート屋根でした。
化粧スレート屋根はカラーベスト、コロニアルとも呼ばれています。
化粧スレート屋根はセメントに繊維素材を混ぜ、薄い板に加工した建築材です。
軽量で耐震性が高く、価格も比較的安価な屋根材です。
日本で最も普及率が高いので、「うちもこの屋根」という方も多いのではないでしょうか。
「塗装すればOKじゃない!?塗装してはいけない屋根・外壁を解説」は、こちらのページです。
【棟板金下塗り(錆び止め)の様子 ~錆びは発生しないよう予防しましょう!~】
化粧スレート屋根の、屋根材と屋根材が合わさるところには、必ず”棟板金”が設置されています。
屋根材を葺くと、合わさるところには隙間ができます。
そのままだと雨水が侵入してしまう為、棟板金という部材を被せているのです。
“板金”ですから、劣化すると錆びてしまいます。
錆びは1度発生すれば一気に広がります。
見た目が悪いばかりでなく、部材をどんどん傷めてしまいます。
補修をすればいいだろう、と思われるかもしれませんが、補修の際は錆び部分を削り落とさなければなりません。
そうなれば部材が小さくなってしまいます。
補修しきれないほどまで劣化が進行すれば、その部材を交換しなければなりません。
大掛かりな工事が必要になったり、状況によっては雨漏りを起こしているケースもあるでしょう。
錆びている建物を良く目にすると思いますが、意外と軽視できないのです。
棟板金も錆びが大敵です。
下地処理後、防錆び効果のある下塗り材を塗布しました。
これでしばらくは錆びを抑える事ができました(^^)/
【屋根材下塗りの様子 ~下塗り材を2回塗布した理由~】
棟板金は防錆び効果のある下塗り材を塗布しましたが、屋根材の部分は錆びません。
その為、屋根材には防錆び効果のない、別の下塗り材を使用しました。
塗装工事は基本的に下塗り→中塗り→上塗りの3度塗りで仕上げます。
しかし、今回は下塗り1回目→下塗り2回目→中塗り→上塗りの4度塗りを行う事となりました。
その理由は、『下地が激しく傷んでいて、塗料を吸い込んでしまう状態だったから』です。
下塗り1回の塗布では下地に塗料が吸い込まれて色ムラができる状態でした。
下塗りを2回塗布する事で、2重のバリアーを張ります。
稀にこのように、下地の状態が悪い場合には下塗りを2回塗布する事があります。
色ムラができれば、耐候性の高い所と低い所ができてしまいますからね。
塗装工事ではこのように1つ1つの工程に適切な判断が必要です。
お住まいによって適した施工方法の選択が重要です。
−N−
福山市の屋根リフォーム、雨漏り修理なら【屋根工事のイマガワ】