岡山県井原市 H様邸 屋根塗装・外壁塗装 シーラー→ラジカル塗料塗装
岡山県井原市のH様邸にて、屋根塗装・外壁塗装のご報告の続きです!
今回は、外壁の下塗り、中塗り、上塗りの様子についてお伝えします。
【外壁の下塗りとは】
外壁塗装では下塗り→中塗り→上塗りの3度塗りが一般的です。
中塗りと上塗りは基本的に同じ塗料を使用すますが、下塗りは全く別の下塗り材を使用します。
下塗りはその最初の塗装で、主に「既存の外壁と、仕上げ塗料の接着を強くし、塗膜を長持ちさせる」という目的があります。
もし、下塗りを行わなかったら中塗りと上塗りが外壁に密着しなくなるので、塗装後すぐに不具合が生じるでしょう。
そうならないように、下塗りという工程が大変重要なのです。
下塗り材には種類があり、シーラー、プライマー、フィラーの3つが使われる事が多いです。
◇シーラー
シーラーは既存外壁に染み込ませ、仕上げ塗料が外壁に吸収されるのを防ぎながら、塗料の密着性を良くします。
中塗りや上塗りに使用する仕上げ塗料には密着性がありませんので、シーラーなどを使う必要があります。
シーラーはモルタルや石膏ボードで作られた外壁によく用います。
◇プライマー
プライマーは基本的な性能は役割はシーラーと一緒です。
違いは塗装する外壁の素材で、鉄部や金属です。
◇フィラー
フィラーもシーラーやプライマーと用途は同じですが、塗料自体に厚みがあります。
その厚みを利用し、外壁の小さなひび割れや凸凹を滑らかにし、シミを隠して美しい仕上がりにします。
今回はシーラーを使用しました。
【ラジカル制御塗料で中塗り・上塗りをしました!】
塗料はフッ素塗料、無機塗料、シリコン塗料など沢山の種類があります。
今回使用したのはラジカル塗料です。
「ラジカル」というのはあまり聞き慣れないと思いますが、ラジカル=劣化因子の事で、塗料の中でも大変人気があります。
塗料には色を作りだしている”顔料”が含まれています。
顔料の成分は非常に紫外線に弱く、紫外線が当たるとラジカルが発生します。
ラジカルは塗膜を維持する樹脂成分を破壊する働きを持っています。
そのラジカルの発生を抑制する技術が組み込まれている塗料がラジカル塗料です。
これにより、シリコン塗料と同等の価格ながら耐候性が高い為、人気があります。
こちらは中塗りの様子です。
先に溝を塗ってから全体を塗装しています。
中塗りが乾燥するのを待ってから上塗りを塗装しました。
暗い色から明るい色への塗装でしたが、綺麗に仕上がりました。
お住まいには1軒1軒違う外壁で、違う劣化症状が発生しています。
どの下塗り材が適しているか、どの仕上げ塗料がいいか、お住まいの状態やお客さまのご希望内容に合わせて提案させていただきます。
「うちはどんな外壁材?」「どの塗料がいい?」などございましたら、お気軽にお問合せください。
親切・丁寧にご案内させていただきます(^^)/
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