岡山県笠岡市・S様邸 外壁塗装 金属部分の下塗りに錆び止めを塗布しました
岡山県笠岡市のS様邸にて、外壁塗装のご報告の続きです!
前回の現場レポート→「岡山県笠岡市・S様邸 外壁塗装 塗料が持つ機能とは?」は、こちらのページです。
今回は、庇の塗装の様子をお伝えします。
金属部分の下塗りは必ず錆び止めを塗布します
庇(ひさし)とは、窓や玄関の上に取り付けられている小さな屋根のことです。
庇の材質は木材やガルバリウム、アルミニウムなどがあります。
S様邸の庇は2箇所あり、どちらも金属なので下塗りに錆び止めを塗布しました。
錆び止めはその名の通り錆びが発生しないように止める塗料です。
錆びが発生してから錆びの進行を止める塗料ではありません。
基本的には錆びの上には塗らないものです。
錆び止めの多くは写真のように赤い色をしています。
なぜこのような色をしているかというと、かつて主流だった鉛系の錆び止め塗料の原料である鉛丹、亜酸化鉛、塩基性クロム酸鉛が赤い色をしているからです。
最近では白やグレーなど、様々な色の錆び止め塗料が登場しています。
そのため、仕上げの色に合わせて錆び止めの色も選べるようになっています。
白い庇に仕上げたい場合は錆び止めも白を選べばはっきりとした、くすまない白にできます。
ベージュ系や黄色系に仕上げたい場合は錆び止めに白やグレーを選べば、上塗り塗料の色を邪魔せずに綺麗に発色します。
今回はブラウン系に仕上げるので、錆び止めの色は赤茶色でも白でもグレーでも問題ありません。
錆び止めは錆びを抑える塗料ですが、紫外線には基本的に弱いという特徴があります。
そのため、錆び止めが乾いた後に必ず耐候性の高い上塗り塗料を塗装します。
庇に適した上塗り塗料
庇は上塗り塗料を2回重ねて仕上げます。
上塗り塗料はグレードによって費用や期待耐用年数が変わります。
つまり、グレードが高ければ高いほど価格も上がりますが、寿命も長いということです。
価格は高くても頻繁に塗装するよりは長持ちさせて、次回メンテナンスまでの期間を延ばした方が、長い目で見て費用を抑えられます。
ちなみに庇塗装は足場代を除き、1箇所あたり約3~5万円です。
庇塗装に適した塗料はウレタン、シリコン、ラジカル、フッ素の中から選ぶのが一般的です。
この中ではウレタン塗料が最も耐久性が低いですが、木部や金属の塗装には比較的相性が良いです。
今回はラジカル塗料で塗装をしました。
また、外壁や屋根に使用する塗料のグレードに合わせることも大切です。
あまり庇単体での塗装をご依頼されることはありません。
「今回は外壁だけ、庇は今度」とすると、高さによってはそれぞれ足場が必要になる可能性があります。
同じ頃に塗装時期がくるよう、塗料のグレードを合わせることによって足場代を節約できます。
もちろん、お見積りの際に塗料について詳しくご案内させていただくのでご安心ください♪
次回の現場レポートも付帯部の塗装の様子をお届けします。
ぜひご覧ください(^^)/
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