屋根工事の種類は?6つの方法や流れを徹底解説
家を建ててから何年も経つから屋根の工事を依頼したいけど、どんな方法がある?
屋根の工事を依頼したいけど、本当に必要か、費用はどれくらいかかるか気になる。
屋根の修繕は必要と分かっていてもどんな種類があるのか、工事時期の判断が難しいですよね。
この記事では屋根工事の種類や流れについて徹底解説。
必要な工事や費用についても解説しているため、屋根工事を検討している人はぜひ参考にしてみてくださいね。
\屋根のイマガワでは無料見積相談も承っております/
屋根工事は対応が遅れてしまうとメンテナンスコストが高くなる原因になるため、定期点検や修理を行うことをおすすめします。
屋根のイマガワでは無料相談も実施しているので、気軽にご相談ください。
屋根工事の種類と流れ
屋根工事の種類と流れは以下の6種類あります。
葺き(ふき)替え工事
屋根の葺き(ふき)替え工事は現在ある屋根を取り外し、新たに屋根を設置する工事になります。新しい屋根になるため、どの工事方法よりも耐久性が1番高いことが特徴。
デメリットとしては屋根塗装やカバー工法(今ある屋根の上に新しい屋根を被せる)よりもコストがかかり、工事期間が長くかかることです。
そのため、予算や期間よりも耐久性を重視したい人に葺き替え工事はおすすめです。
屋根の葺き替え工事の流れは以下です。
【屋根葺き替え工事の流れ】
①現在ある屋根を撤去する |
屋根材を撤去すると野地板や防水シートがありますが、その上にゴミが溜まっているため除去します。
その後、屋根の劣化状況を詳しく点検します。 |
②野地板の補強、もしくは張り替え |
野地板の劣化があれば補強する重ね張りや、張り替え作業を行います。 |
③ルーフィングの敷設 |
ルーフィングとは万が一屋根内部に雨水が入ってきても建物に水が入らないための最終防水のこと。
ルーフィングシートを重ねて防水対策を行います。 |
④屋根材の敷設 |
ルーフィングシートの上に屋根材を貼り、最後に棟板金を設置したら終了です。 |
屋根の葺き替え工事の詳細な情報やコラム記事は以下を参考にしてみてください。
>>屋根の葺き替えは本当に必要?葺き替えの目安と注意点を解説します!
カバー工法
カバー工法とは現在ある屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事方法です。
現在ある屋根の撤去が必要ないので、葺き替え工事よりもコスパがよく耐久性も高いため近年人気の工事となっています。
デメリットとしては瓦屋根などは適応ではなく、全ての屋根にできる工事ではないこと。また、屋根材の劣化が激しい場合は雨漏りの原因になるため葺き替え工事がおすすめの場合もあります。
まずは専門業者に点検を依頼し、適応かどうかを診断してもらいましょう。
カバー工法の工事の流れは以下になります。
①棟板金を撤去する | 撤去した下地の劣化も確認し、キズがある場合は補修を行います。 |
②ルーフィングシートを張る |
ルーフィングとは万が一屋根内部に雨水が入ってきても建物に水が入らないための最終防水のこと。 ルーフィングシートを重ねて防水対策を行います。 |
③新しい屋根材を設置 | ルーフィングシートの上に新しい屋根材を重ねます。 |
④板金部分に防水コーティングをする | 板金部分は雨漏りしやすいため防水加工をします |
カバー工法については以下で詳しく解説しているため、参考にしてみてください。
屋根塗装
屋根塗装とは屋根に塗料を塗ることで見た目や、屋根を長持ちさせる工事方法です。
屋根塗装は上記2つの工事よりも安価であることがメリット。
耐候性と呼ばれる天気の変化に対応できるものや、断熱塗料と呼ばれる熱のこもりを抑えて屋根の寿命を延ばす商品がありますが平均相場は40万程度でメンテナンスすることができます。
デメリットとしては屋根の表面に塗るだけなので、葺き替え工事やカバー工事程の耐久性や耐震性は得られないことです。また、技術も必要であり施工者によって3~5年後に差がでてくることも挙げられます。
屋根塗装を検討する時は、現在の屋根の点検しどの工事方法がおすすめか判断してもらうことや、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
屋根塗装の流れは以下になります。
①洗浄 | 高圧洗浄にて屋根をキレイにします |
②下地調査 | 屋根の下地を調査し破損がないか確認します |
③養生 | 樋など塗料がついてはいけない部分を養生シートで保護します |
④塗装(下塗り) | 仕上がりをよくさせるために下塗りを行います |
⑤塗装(中塗、上塗り) |
2度塗り行いコーティングしていく |
⑥縁切り |
屋根と相互に塗料が完全に固くなる前に縁切りを行います(雨漏り防止) |
屋根塗装のコラム記事や詳細情報は以下を参考にしてみてください。
上記3つが屋根工事の王道であり、3つを比較した表は以下になります。
葺き替え工事 |
カバー工法 |
屋根塗装 |
|
耐久性 | ◎ | ◎ | 〇 |
耐震性 | ◎ | 〇 | 〇 |
コスト | 89.8万~ | 79.8万~ | 29.8万~ |
工期 | 5日~ | 3日~ | 5日~ |
注意点 |
・既存の屋根材撤去が必要 ・コスト高め |
・瓦屋根はできない ・ガルバリウム屋根におすすめ |
・劣化が進行している場合はできない |
オススメの事例 |
・瓦屋根の家 ・屋根材や下地の劣化が激しい時 |
・ガルバリウム屋根の家 ・屋根材や下地がキレイな時 |
・コスパを抑えたい時 ・屋根材や下地がキレイな時 |
詳細記事 | 詳細を見る>> | 詳細を見る>> | 詳細を見る>> |
どの工事が最適かは専門業者に現在の屋根材を診断してもらい、その後相談して決めることをおすすめします。
屋根の葺き替え工事、カバー工法、塗装工事の比較記事は以下になるので、悩んでいる人は参考にしてみてください。
>>屋根の葺き替えVSカバー工法|メリット・デメリットを徹底比較!
>>屋根リフォームは塗装工事と屋根工事どちらがいい?それぞれを徹底比較
雨漏り修理
雨漏りは天井から雨がポタポタ落ちてくるイメージですが、雨で壁や天井のクロスに異常があると建物内部はすでに雨漏りが発生していることも。雨漏りの発生個所ベスト4は以下です。
1位:ベランダ・バルコニー
2位:屋根
3位:外壁
4位:雨どい
雨漏りの原因と工事の工事内容については以下です。
コーキング劣化 | 外壁塗装を依頼する |
屋根の割れ | 瓦屋根→瓦の差し替え工事 |
屋根のはがれ |
・瓦屋根→瓦の差し替え工事 ・ガルバリウム屋根など→葺き替え、カバー工事 |
雨樋のトラブル | 雨樋の部分補修、交換を行う |
雨漏りはまず専門業者に調査を依頼し、原因を明確にしましょう。
屋根のイマガワではサーモグラフィー、散水、目視など雨漏りの徹底調査を行っております。
雨漏りが気になる人はまずは無料点検を依頼することをおすすめします。
瓦屋根・漆喰補修
瓦屋根は主に以下のような3つの工事が適応になります。
漆喰詰め直し工事 | 一度全ての棟瓦を撤去し、土台や高さ調節のための粘土を取り替える |
棟瓦取り直し工事 | 大棟の瓦を一旦取り外し、葺き土・漆喰を新しく詰んだ後瓦を積み直し、銅線で固定 |
瓦差し替え工事 | 割れてしまった瓦を新しいものに差し替える |
また、屋根の頂上の瓦同士を固定する漆喰は、多少剥がれた程度では即座に影響が出るわけではありません。
しかし、徐々に内部にある葺き土に水が浸透し、雨漏りが起こることが多いため傷んだ漆喰はメンテナンスを行いましょう。
雨樋工事
雨樋も屋根工事の一部に含まれています。雨樋のメンテナンスを怠ると雨漏りの原因になってしまうため、修理が必要。
雨樋の工事は主に部分修理と交換の2種類に分けられます。
雨樋部分工事 |
・雨樋を固定しているネジや金具が一部外れている ・雨樋がゴミなどでつまっている |
雨樋交換 |
・金具が何カ所も外れて落ちそう ・雨樋の隙間から水が漏れる ・雨樋が割れている |
どのような工事が必要かは専門家の診断が必要になります。まずは信頼できる業者に点検や見積もりを依頼することをおすすめします。
屋根工事の種類と流れのまとめ
屋根工事の種類のまとめは以下です。
方法 | 必要な家 | |
葺き替え工事 | 現在の屋根を取り外して新しい屋根に交換する | 屋根や下地の劣化が激しい家 |
カバー工法 | 現在の屋根の上に新しい屋根を重ねる | 屋根が劣化している家(下地は劣化なし) |
屋根塗装 | 屋根の表面に塗料を塗って耐久性を上げる | 屋根が劣化している家(下地は劣化なし) |
雨漏り修理 | 雨漏りの原因によって方法は異なる | 雨漏り、屋根材が劣化している家 |
瓦屋根・漆喰補修 | 瓦屋根を差し替えたり、補強する | 瓦屋根が割れたりトラブルを起こしている家 |
雨樋工事 | 雨樋の一部、またはすべてを交換 | 雨樋が故障、雨漏りしている家 |
屋根の工事判断は専門家の知識が必要。屋根の工事を検討されている方はまず、専門業者と相談し屋根の点検依頼をおすすめします。
屋根のイマガワでも無料相談、見積もりを実施しているので気軽にご相談ください。